富裕層が集まるデパート

大阪、梅田、H百貨店(同じH百貨店でも、下町を走る電鉄会社系ではなく、山の手、高級イメージのほう)に行くと、貧富の差を感じる、と、若手・顧問税理士Kが言って


いた。


「金持ちって、いるところにはいるんですね」
と、目を丸くして興奮気味實德環球


姉も、あのデパートで、富裕層ファッション・ウォッチングをすると楽しい、と言っていた。


高級外車で駆け付ける、ベビー連れのママ友たち。
まあなんと、おベビー様は、お高そうなベビー服を着て、ママたちも高級ブランドに身を包んでいたそうな。
梅田のど真ん中、電車で来いよ、と、無関係な他人の声。


若い人はブランドがんがんだが、しっとり年齢層の奥様たちも、上から下まで、それはそれは上質な服装。
ギンギン、ブランドを表面には出していないが、バッグまで、一点ものと思われる、いかにも高額で趣味の良い装い。
ヘアも当然、手を抜くことなく美しく整えられ、トータルコーディネートは完璧、お金持ち〜というオーラを放っているそうだ。
服装、身なりによる、富裕層判定である實德環球


家に帰って、姉のマダム・ウォッチングの詳細を下の娘に説明すると、
「お金の全てを服装に使っているのかも知れへんやん」と。
相変わらず、ユニークな反応。
全身ユニクロ・トータルコーディネイトは快適だ、という、コメント付き。


なるほど。
各自の価値観。
若手顧問税理士Kは、一昨日、会議室で姪が着ていた、とある人のお下がり服を良い品質だと褒めちぎっていた。
が、わたしは、物質的には上質であるとは思ったものの、誰が、どんな人が、いつ、どんなケースで、どのように着るか、だと感じる。
人が身につけて、初めて服は生きる。
物質的に服の質を褒めても、それはあくまでも一面であり、あまり意味がない。


その会議の時に、わたしは自分の着ていた服が安物だったこともあり、自信のなさから来る反発を感じたからかも知れない。
ちなみに、最近の若手・顧問税理士Kの服装は、けっこう、へん。
おそらく、彼の精神状態を表しているとわたしは見ている。


服装は、人なり。


しかしなあ、お買い物するために都心のデパートに来る時の服装、気張ってみてもなあ。
いわゆる、よそいき。外出だけで、何も作業しない服實德
普通の生活がそのレベルだとしても、いかにもお高い上質な服で、作業が出来るか?
1日中、着ていて、着崩れたり汚れないか?
仕事する人だとしたら、演説や遊説のヒラリーさんか、小池さん。
あるいは、ファッション関係の仕事をしている人。
または、皇室などの公人。
映画で見る貴族を想像してしまう。
それ以外の人なら、お高い服は、たんなる道楽。
お金持ちの道楽が、たまたま服だった、ということだ。
服以外にも、道楽の対象はたくさんある。
その、Hデパートの富裕層(認定基準は、服レベル)は、衣食住の暮らしの予算が、庶民の何十倍の額をさらっと消費する、生活水準の高い、とてつもない大金持ちか、
そうでなければ、あまりこだわりのない人生を送っている、欲のない、幸運な人だろう、と人物像を推測する。
しかしながら、お金持ちは、ぼ〜っと、ぼやぼやしていると、相続税であっという間に、身ぐるみはがされる。


まあそれはそれとして、やはり、H百貨店の顧客は富裕層で、わたしは庶民だと感じた。
わたしは、K百貨店派。
地元重視なら、T百貨店。
で、それがどうした?の話でした。